2010年05月10日

=号外10号=那覇 輝く女性インタビューVol.2 今木ともこさん=

那覇輝く女性インタビューVol2は、シニアの雇用支援をしているこの方!

30代前半で、このような社会課題に向き合う今木ともこさんは、とても素敵です。

個人的には水木しげるFanという所も大好きです(笑)



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=号外10号=那覇 輝く女性インタビューVol.2 今木ともこさん=





「沖縄は高齢者が元気で大事にされている」

それが沖縄のお年寄りに対する一般的な認識ではないでしょうか?
しかし、その幻想はもう崩れつつあるように思えます。
今回は高齢者の新しい生き方を提案し、雇用支援をされている「沖縄シニアの会」をサポートする事務局長今木ともこさんに、那覇の高齢者を取り巻く現状やシニアの会の活動についてお話を伺いました。

(取材/那覇まちのたね編集室:新開育恵)



母の離婚をきっかけにシニア世代の雇用の現実を知る。
■沖縄シニアの会発足のきっかけを教えてください。

もともと私が小学生の頃から母(沖縄シニアの会代表:石橋桂子さん)が、仙台で”あかねグループ”という高齢者への配食活動をメインとするボランティアグループに参加していたのがきっかけです。
それから数年後に母が離婚して、働いて収入を得ないといけなくなった時に、あかねグループを辞めて自分で飲食店を始めたんです。すごく良いお店だったんですが、母が体調を崩して辞めちゃったんですね。
その時、たまたま私が沖縄に居たので、母の経営していた飲食店に似たような感じの小さなお店(酒房おりじん)を開店するために、私が母を沖縄に呼び寄せました。

開店したお店(酒房おりじん)は普通の飲食店で久茂地で3年ほど営業していたんですが、このご時世なんで、どんどん売り上げも厳しくなってしまったのと、仙台と沖縄では勝手も違ったので、長く続ける仕事じゃないと思い始めていて、母が楽しく働けるために開店したお店だったのに、母が辛そうだったので、本来の目的にずれが生じて来たので辞めました。
そして次のことをしようと思ったら、母の居場所がなくなっちゃったんです。
私は自分で次の仕事を探せばいいけど、母はやっぱり高齢者なので、今からどこかで勤めるとか、1人で事業始めるのは難しかった。

私の都合で沖縄に連れて来ちゃったので、友人もいなければ土地勘もない状態だったので、辛いだろうなーと思いながら様子を見てたんですが、母は辛いからといって現状を嘆くタイプの人ではありません(笑)。
「家に人が来てもらえるようにしよう。」
といって首里に大きな家を借りて、その自宅のリビングを「おうちカフェ花」と名前をつけて1人でできることをはじめてくれたんですね。

「おうちカフェ花」で母ができることと言えば、やはり日常からしているお料理なので、手作りの料理を作って出したり、ご近所のおそば屋さんでちょっとした料理を提供したりしてたら”高齢者が1人で何かことをはじめようとしている。”といって、地元新聞社の復読紙に取り上げてもらったんです。
そうしたら、反応が大きくて「おうちカフェ花」に来たいっていう人が増えたんですが、場所が首里の弁ヶ獄という、とても入り組んだ場所だったので希望者の三分の二はたどり着く事ができなかったんです(笑)
その時、これじゃあまずいと思うのと同時に、母と同じように居場所を求めている高齢者の人たちっているんだということが判ったので、思いきって”会”を立ち上げることになりました。



今木ともこさんの魅力的なお話の続きはこちら→★



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Posted by いくうな at 18:55│Comments(0)インタビュー記事
 
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